長野県中野市で立てこもり事件が発生しました。
12時間後に犯人は逮捕されましたが男女4人の死亡が確認されています。
犯人の動機は何だったのでしょうか?
長野県中野市で立てこもり事件が発生
長野県中野市できのう、警察官を含む男女4人が死亡した立てこもり事件で警察は26日、30代の男を殺人の疑いで逮捕しました。
容疑を認めているということです。
殺人の疑いで逮捕されたのは、中野市江部の青木政憲容疑者(31)です。
警察によりますと、25日午後4時37分ころ、中野市江部で中野警察署の巡査部長・池内卓夫さん(61)に対し、殺意をもって、猟銃のようなものを発砲し、弾丸を胸部に命中させ、殺害した疑いがもたれています。
引用:長野放送
事件発生直後は犯人が散弾銃を手にしているとの報道があり、近隣の住民は避難する事態となりました。
事件は青木容疑者が近くに住む村上幸枝さんをナイフで刺したところから始まりました。
目撃者が警察に通報したところ、駆けつけた警察官2人に発砲。
警察官は病院に搬送後、死亡が確認されました。
その後自宅に立てこもっていましたが、夜になると青木容疑者の母親と親戚の女性が自宅から脱出。
事件発生から12時間後に自宅から青木容疑者が出てきたところを逮捕されました。
現場付近に倒れていた竹内靖子さんを発見しましたが死亡が確認されています。
近隣住民を2人、警察官を2人殺害した青木容疑者とはどのような人物だったのでしょうか?
青木政憲容疑者はどのような人物なのか?
青木容疑者について公表されている情報をまとめました。
- 名前:青木 政憲(あおき まさのり)
- 年齢:31歳
- 職業:両親とともにジェラート屋を経営
- 家柄:中野市市議会議長・青木正道さんの長男
- 家族:父、母、弟、妹
- 性格:おとなしい、人見知り、コミュニケーションが苦手、ひきこもりがち
- 趣味:サバイバルゲーム
青木容疑者が名前の由来となっているマサノリ園で農園長として働いていました。
自社農園で作ったフルーツをジェラートにして販売し、中野市内には2店舗を構えるほどの盛況ぶり。
両親とともに経営にも携わっていました。
店頭に立つこともありましたが、人見知りやコミュニケーションが苦手なことから接客は母親が担当していたといいます。
知人の間では両親との仲は良好とされていたため、今回の事件には驚きを隠せないようです。
そんな青木容疑者が今回の事件を起こした動機は何だったのでしょうか?
青木政憲容疑者の動機は?
一番気になるのが動機ですが、今のところ捜査中のためわかっていません。
事件の一番最初に村上さんが刺されたところを目撃した男性が
「何でこんなことをするんだ?」
と問いかけたところ青木容疑者は
殺したいから殺してやったんだ
と答えたといいます。
その後駆けつけた警察官2人に対して発砲して殺害していることから、村上さんに対しても恨みなどがあったわけではなさそうです。
「殺したいから殺した」なんて理性がなさすぎる恐ろしい発言ですよね。
Twitterでは様々な動機が推測されていました。
- 死刑になりたかった
- 誰でもいいから殺したかった
- 怨恨
- 市議の息子という重圧
- 家庭内での揉め事
このように様々な動機が推測されていますが、家庭内での揉め事や市議の息子という重圧に耐えられなかったとしたら、真っ先に両親を狙うのではないでしょうか?
ですが散歩をしていた近隣住民を最初に刺していることから、誰でもいいから殺したいという思いが強かったのかもしれません。
さらに立てこもった際には母親と親戚もいましたが、2人は後に脱出しています。
この2人に危害を加えなかったところをみると父親に対する恨みから犯行を起こし、市議会議長である父親の評判を下げる狙いがあった可能性も考えられます。
いずれにしても何も関係のない方が亡くなってしまったことが残念でなりません。
4人を殺害した青木容疑者にはどのような刑罰が与えられるのでしょうか?
青木政憲容疑者に与えられる刑罰は?
青木容疑者は複数の法律に違反する可能性があります。
- 人質強要罪:6か月以上10年以下の懲役刑、2人以上で凶器を用いた場合は無期懲役または5年以上の懲役
- 銃刀法違反(所持):1か月以上5年以下の懲役または100万円以下の罰金
- 拳銃等の発射:無期または3年以上の有期懲役
- 殺人罪:死刑または無期もしくは5年以上の有期懲役
死刑判決の基準には、犯行の罪質、動機、残虐性、結果の重大性、遺族の被害環状、社会的影響、犯人の年齢、前科、犯行後の情状があります。
犯人が20歳以上の成人で、3人以上の殺人であれば死刑は確実とされています。
青木容疑者は4人を殺害していることから、死刑になることが推測されます。
ですが青木容疑者は警察官に発砲する前には、笑みを浮かべており普通ではない精神状態が伺えます。
もし精神鑑定をし責任能力がないと判定されれば、無罪になる可能性も出てくるのです。
今後、どのような捜査が行われるのか注目していきたいと思います。
まとめ
今回は長野県中野市で起きた立てこもり事件の犯人・青木政憲容疑者の動機について調査しました。
捜査中のため動機は明らかになっていませんが、怨恨の説や無差別殺人など様々な憶測が飛び交っています。
自身が殺人犯になることによって市議会議長である父親の評判を下げる狙いもあるのかもしれません。
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