NHK党から政党名を政治家女子48党に変更し、党首を受け継いだ大津綾香さん。
NHK党は4件の訴訟を起こしていましたが、それも受け継ぐのでしょうか?
調査してみました。
NHK党から政治家女子48党へ!党首は大津綾香さん
NHK党の立花党首はガーシー参議院議員が8日に国会を欠席し、懲罰に応じなかったことなどの責任を取り、党首を辞任すると表明しました。
後任には建築事務所に勤務する大津綾香氏を充てるということです。
引用:テレ朝NEWS
また、立花氏は政党名をNHK党から「政治家女子48(フォーティーエイト)党」に変更したと発表しました。
NHK党の立花党首が辞任することとなり、大津綾香さんが後任になることが報じられました。
政党名もNHK党から政治家女子48党に変更になりました。
政党名も党首も変更になった現在、NHK党が起こしている4つの訴訟はどうなってしまうのでしょうか?
調査してみました。
大津綾香さんは裁判も受け継ぐのか!?
結論からいうと政党名も党首も変わりましたが、裁判も同時に受け継がれています。
政治家女子48党の公式サイトには【裁判】という項目がありました。
ここには4つの裁判の内容が記されています。
- 綾野剛氏・損害賠償請求事件
- 三木谷浩史氏・損害賠償請求事件
- 参政党及びボード5名に対する不法行為に基づく損害賠償請求訴訟
- NHKの郵便事業の独占を乱す罪の告発状
4つのうち3つの原告が前党首の立花氏、1つは東谷義和氏(ガーシー議員)でした。
これらの内容が公式サイトにあげられているので、政治家女子48党が裁判で戦っていくという証拠でしょう。
大津さんを党首にしたのは、新しい風を吹かせ、女性が活躍する場をもたらせるためだといいます。
まだまだ勉強中の大津さんは、周りの大人たちと一緒にチーム一丸となって政治の世界で戦っていくようです。
また立花氏は党首を退きましたが、政治家女子48党の事務局長を務めています。
立花氏からNHK党の意向など多くの引き継ぎも行われているといいます。
裁判に関しては引き継がれ大津さんも同席、もしくは事務局長として在籍している立花氏が対応していくことも考えられます。
任意的当事者変更とは、一般に、民事裁判の係属中に原告の意思により原告または被告が交替することです。
法的には、任意的当事者変更は許容されるかどうかが問題となります。
引用:横浜ロード法律事務所
原告を立花氏から大津さんに変更するためには、法的に認められないといけないようです。
勉強途中の大津さんに、裁判のことまで引き継ぐのは酷かもしれません。
ですが、これも1つの勉強として立花氏と一緒に対応していく可能性も大いに考えられるでしょう。
NHK党から政治家女子48党に引き継がれた4つの訴訟について、詳細をまとめました。
NHK党が起こしている4つの訴訟とは?
NHK党が起こしている4つの訴訟内容についてもまとめました。
綾野剛氏・損害賠償請求事件
原告:東谷義和
被告:綾野剛
請求趣旨:被告は原告に対し、220万円及び年利3%の延滞損害金を支払いを求める
平成28年4月10日にガーシーこと東谷義和氏が、飲み会にて綾野剛さんに17歳の女性を紹介しました。
綾野剛さんは17歳の女性とホテルに行き、未成年淫行に及んだといいます。
この内容をYouTubeガーシーチャンネルにて暴露したところ、綾野剛さんは名誉毀損として刑事告訴しました。
しかし、暴露内容は事実であるため、名誉毀損にはあたらないとガーシーは主張しています。
むしろ綾野剛さんに刑事告訴されたことで、家宅捜索や任意の事情聴取要請がくるなど多大な不安と精神的苦痛を負ったといいます。
その精神的苦痛に対する慰謝料と弁護士費用として、綾野剛さんに220万円を請求しています。
また訴状が届いてから支払うまでの間、年利3%の延滞損害金の支払いも合わせて求めていました。
この訴状は令和5年2月21日に作成されたものです。
現在も解決には至っていないようなので、時間が経てば経つほど延滞金の額が増え、総支払額が増えることになるでしょう。
三木谷浩史氏・損害賠償請求事件
原告:NHK党
被告:三木谷浩史
訴訟趣旨:被告は原告に対し、損害賠償金200万円と訴訟費用代を求める
ガーシー参院議員が第26回参議院議員通常選挙期間中に三木谷氏がウクライナ女性たちを集めて男女の乱れるパーティーを開催したという暴露をしました。
三木谷氏の名誉毀損にあたることは認めるが、暴露内容は真実であるため公共性および公益目的が認められ違法性がないと主張しています。
名誉毀損で訴えられたことにより、ガーシーの信用を毀損しNHK党の信用毀損にもつながるため、三木谷氏に損害賠償を求めるというものです。
その金額として200万円を請求しています。
こちらの訴状は令和5年2月21日に作成されました。
参政党及びボード5名に対する不法行為に基づく損害賠償請求訴訟
原告:参政党の現党員または元党員
被告:参政党及びボード(松田学、神谷宗弊、赤尾由美、川裕一郎、田中義人)
訴訟趣旨:勧誘内容が偽装であるため、党費や寄付金の損害賠償を求める
参政党は「党員が自分たちで党運営を行っていく政党である」と勧誘しています。
ですが、実際には政策や公認候補の決定に参加させる意思がなく、これがあるかのように装い、党員契約をしているといいます。
これは共同不法行為にあたるとして、党費や寄付金について損害賠償を求めているというものです。
この件に関してNHK党が関わっている理由は、立花氏が原告である参政党の方から相談を受けており、NHK党が裁判費用を持つから裁判を行おうという経緯がありました。
立花氏が裁判をするにあたり、相談した弁護士がたまたま参政党の元党員でした。
弁護士自身も参政党の被害者であるということから、NHK党は裁判費用を負担せず成功報酬という形に変更し、裁判を行うことになりました。
そのため現在はNHK党として特別関与しているわけではないということですが、裁判の始まりに関与していたことから裁判を見守っているような存在のようです。
NHKの郵便事業の独占を乱す罪の告発状
原告:NHK党 立花孝志
被告:NHK、ヤマトダイヤログ&メディア株式会社
告発趣旨:郵便事業の独占を乱す罪に該当するため、厳罰な処分を求める
NHKの名称を記載し「信書」に該当する文書を業者に委託して送らせており、これは郵便法第4条の規定において禁止されている「信書の送達の委託」にあたるとしています。
※信書:特定の受取人に対し差出人の意思を表示し、または事実を表示する文書
この規定に違反したものは3年以下の懲役または300万円以下の罰金に科せられます。
さらに、これらの行為は郵便法76条の郵便事業の独占を乱す罪に該当すると考え、NHKに対する厳重な処罰を求めています。
また、郵便法76条2項では「前項の場合において金銭物品を取得した時は、これを没収する」とあるため、業者がNHKから取得した委託費の没収も求めています。
この告発状は2022年12月15日に作成され、不起訴となっています。
政府は、NHKに犯意がないことを理由に刑事告発しない方針です。
この見解に納得がいかない立花氏は「NHKに犯意がないってどうやって調べたんだろう!」と怒りの声をTwitterにあげていました。
NHKと政府の関係を疑わざるをえない状況ですね。
まとめ
今回はNHK党から政治家女子48党に政党名を変更し、新党首となった大津綾香さんが裁判も引き継ぐのか調査しました。
政治家女子48党はNHK党の意向も引き継ぐとのことなので、立花氏とともに大津さんが裁判を引き継ぐ可能性は大いに考えられるでしょう。
急に党首となり勉強することが多くて大変だと思いますが、新しい風を吹かせられるよう頑張って欲しいです。
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