宮城県栗原市の小学校に軽トラックが侵入し、児童4人をはねるという事件が起こりました。
小野寺容疑者は事件を起こす直前に警察署に「自分の様子がおかしい」と相談していました。
小野寺容疑者が気付いた変化とは病気のせいなのでしょうか?
調査してみました。
若柳小学校で児童4人が軽トラックにはねられケガ
6日午後3時ごろ、栗原市の若柳小学校で児童4人が軽トラックにはねられけがをし、運転していた近くに住む小野寺章仁容疑者(34)が殺人未遂の疑いで逮捕されました。児童4人は全員、命に別状はありません。
引用:東日本放送
小野寺容疑者は「人にわざと車をぶつけようとした」という供述をしており、事件の直前には「自分の様子がおかしい」と警察に相談していました。
自分の様子の変化に気付き、警察にSOSを出したものの事件を防ぐことができなかったのは残念でなりません。
小野寺容疑者はどんな病気だったのでしょうか?
小野寺章仁容疑者が抱えていた病気とは?
「人にわざと車をぶつけようとした」という小野寺容疑者の供述や事件の直前に「自分の様子がおかしい」と警察に相談していたことから精神疾患を患っていた可能性が高いでしょう。
また病院ではなく警察に相談していることから、これまでに精神疾患で通院していたことはなく本人も病気だと気が付いていなかったのかもしれません。
精神疾患の中にもいくつかの種類があります。
・うつ病:気分の落ち込みが精神や体に影響が出る疾患
・双極性障害(躁うつ病):気分が落ち込む抑うつ状態と気分が高まる躁状態を繰り返す疾患
・統合失調症:幻覚や妄想が現れる陽性症状と、意欲が低下する陰性症状がある疾患
・発達障害:生まれつき脳内の神経伝達物質の異常により脳機能の発達に関係する傷害
・適応障害:環境の変化がストレスとなり抑うつや不安などの症状が現れる
小野寺容疑者は自分で様子の変化に気付いたため、うつ病の可能性が高いかもしれません。
他人に危害を加えるというのもうつ病の症状の一つとなっています。
気分の落ち込みや人に危害を加えてしまいそうな気持ちに気が付き、警察へと相談したのでしょう。
自分でもどうしたら良いか分からずに悩み苦しんだ結果、警察にSOSを出したのかもしれません。
未然に防げたかもしれない事件であったため、これからの警察の対応を考えるきっかけとなって欲しいです。
小野寺容疑者が精神疾患だった場合、刑罰はどうなるのでしょうか?
小野寺章仁容疑者の刑罰は?
精神鑑定により責任能力があったかどうかが裁判での争点となります。
精神鑑定とは、精神科医や心理学者が面談や脳検査、心理テストなどを行い、犯行当時の精神状態を鑑定します。
うつ病=無罪となるわけではありません。
うつ病により悲観的、絶望的となり追い詰められた精神状態で正常は判断ができなくなってしまう心神喪失状態と判断されれば無罪となることもあるようです。
小野寺容疑者の場合、報道からはそこまでの精神状態ではなかったのかもしれません。
そうなると殺人未遂罪としての刑罰が下されるでしょう。
死刑、無期懲役、5年以上の懲役
原則として執行猶予付きの判決が下されることはありません。
また殺人未遂罪の刑期の相場は7年以下となっているため、小野寺容疑者も同じぐらいの刑期になるのではないでしょうか。
小野寺容疑者がうつ病だとしても犯してしまった罪はきちんと償ってほしいと思います。
まとめ
今回は児童4人を軽トラックではねた小野寺容疑者の病気について調査しました。
供述や事件前の行動からうつ病だった可能性が高いでしょう。
精神鑑定により犯行当時の精神状態により刑罰が変わってくるかもしれません。
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