世界的に活躍しているミュージシャンの坂本龍一さん。
坂本龍一さんは「教授」と呼ばれていますが、なぜなのでしょうか?
今回は坂本龍一さんが「教授」と呼ばれる由来を調査しました。
坂本龍一さんは教授と呼ばれていた
「世界のサカモト」と評された音楽家の坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが3月28日、死去した。
71歳。東京都出身。
葬儀は近親者のみで営まれた。
引用:スポニチ
2023年4月2日、坂本龍一さんが亡くなったことが報じられました。
あまりにも衝撃な訃報にSNSには悲しみのコメントが溢れていました。
そのコメントの多くに、坂本さんのことを「教授」と呼ぶ方が多くいました。
坂本龍一さんはなぜ「教授」と呼ばれていたのでしょうか?
坂本龍一さんが教授と呼ばれる由来は?
坂本さんが「教授」と呼ばれるようになったのは、高橋幸宏さんが名付けたことが始まりでした。
あるテレビ番組にて、高橋さんが坂本さんを「教授」と呼ぶようになった由来を語っていました。
坂本さんと高橋さんが初めて出会ったときに、坂本さんが東京藝術大学の大学院生であることを聞いて、高橋さんは驚いたそうです。
そして、高橋さんは坂本さんに「大学教授にでもなるの?」と聞いたんだそう。
このことがきっかけとなり、「教授」と呼ばれるようになりました。
またYMOの結成から“散開”までが語られているインタビュー集「イエロー・マジック・オーケストラ」には「教授」の名付け理由についても語られていました。
そこには坂本さんが大学院生であることを知った高橋さんが「じゃあ、プロフェッサーだから『教授』」と名付けたと書かれています。
どちらにせよ東京藝術大学の大学院生ということがきっかけとなり、「教授」と名付けられました。
1978年には、すでに「教授」と呼ばれていた坂本さんですが、実は本当の教授になっていたのです!
2014年から母校である東京藝術大学の客員教授を務めています。
あだ名としての「教授」から、肩書としてリアルな「教授」になるなんて驚きですよね!
ちなみに「教授」と呼ばれる前は、野球漫画「あぶさん」の主人公・景浦安武に似ていることから「あぶ」と呼ばれていました。
坂本さんの若い頃の画像と野球漫画「あぶさん」の画像を比べてみました。
あごがシュッとしている感じやキリッとした目つきが似ていますね!
「あぶさん」と呼ばれていたのも納得です!
坂本龍一さんは東京藝術大学を首席で卒業
坂本さんは東京藝術大学音楽学部作曲家卒、東京藝術大学大学院修士課程を修了しています。
東京藝術大学と言えば、日本で唯一の国立総合芸術大学です。
音楽学部の偏差値は57.5で、最新版での倍率は3.2倍となっています。
そんな難関大学に入学しただけでもスゴイのですが、坂本さんは首席で卒業しています。
その秀才さから、1970年代に大学でコンピューターを利用した作曲方法を研究していました。
今となっては作曲にコンピューターを使うことが当たり前となってきましたが、当時はまだそのような発想をする人はいなかったのでしょう。
坂本さんはプロの音楽家になっても研究する意識をもち、何百年も使われてきたピアノでも新しい音を出すことをさがし、そこに喜びや面白さを感じているといいます。
その探究心が「世界のサカモト」を作り上げたのかもしれませんね。
まとめ
今回は坂本龍一さんが「教授」と呼ばれるようになった由来を調査しました。
「教授」の名付け親は高橋幸宏さんでした。
坂本さんが東京藝術大学の大学院生であることに驚いた高橋さんが、「大学教授にでもなるの?」と聞いたことが始まりでした。
世界的な音楽家である坂本龍一さんが亡くなられて、とても残念です。
ご冥福をお祈りします。
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