党に無断でロシア訪問をした鈴木宗男氏。
今回のロシア訪問により、鈴木宗男氏がロシアのスパイだという疑惑がより一層深まってしまったようです。
そんな鈴木宗男氏がロシアのスパイと言われている理由を調査しました。
鈴木宗男参院議員がロシアのスパイだという噂が浮上
鈴木宗男氏が無断でロシア訪問したことにより、処分を検討していることが報じられました。
党に届け出ずにロシアへ渡航したとして、日本維新の会が鈴木宗男参院議員の処分を検討していることが3日、分かった。党幹部が取材に「党がルールとして定めていた海外渡航の際の届け出はない。国会議員団の副代表を務める鈴木氏の責任は軽くない。帰国後に本人から話を聞いて処分内容を決めたい」と答えた。
引用:産経新聞
これに伴いSNSでは、鈴木宗男氏がロシアのスパイであるという投稿が相次いでいます。
これほどまでに多くの人が鈴木宗男氏はロシアのスパイだと言う理由は何なのでしょうか?
鈴木宗男参院議員がロシアのスパイと言われる理由5選!
鈴木宗男氏がロシアのスパイだと言われる理由をまとめました。
- ウクライナに対する批判
- ゼレンスキー大統領は呼び捨て、プーチン大統領は「さん」付け
- ロシアに対する経済制裁に反対
- ロシアは負けない発言
- 党に無許可でロシア訪問
ウクライナに対する批判
2022年2月26日、鈴木宗男氏は自身のブログにロシアによるウクライナ侵攻に関して、ウクライナに対する批判ともとれる内容を投稿しています。
昨夜の報道番組を見ているとウクライナのゼレンスキー大統領がロシアのプーチン大統領に対して「話し合いの席に着きましょう」と呼びかけている映像が入って来た。
今頃言うのではなく、何故もっと早く言わなかったのか、実行しなかったのかと腹立たしい限りだ。
紛争、戦争でいつも目にするのは、子供や女性、弱い立場にある人の悲しい光景である。
ゼレンスキーが大統領になってからミンスク合意、停戦合意を履行しなかったことが今日の事態を招いている。
3年前から誠意を持って話し合いをすればロシアが動くことはなかった。いわんや10月23日、自爆ドローンを飛ばしたことが緊張関係を増大させた。
一方的にロシアを批判する前に、民主主義、自由主義は約束を守るが基本である。
その約束を守らなかったのはどの国で、誰かを何故メディアは報じないのか。公正、公平を言葉にするなら事実関係を広く知らせることも重要ではないか。
ロシア側も話し合いには応じる姿勢を示している。一日も、いや一刻も早くロシアとウクライナは話し合いをし、事を鎮めることを願ってやまない。
引用:鈴木宗男オフィシャルブログ
まるでロシアのウクライナ侵攻はウクライナのせいだともとれるような内容です。
日本は中国のように情報が規制されていませんが、ロシアとウクライナの問題は2国間にしかわからないこともあるはずです。
どちらが悪いとも言い切れない事態に、ウクライナを批判するような内容にロシアのスパイと言われてしまうのも無理ありません。
ゼレンスキー大統領は呼び捨て、プーチン大統領は「さん」付け
2022年3月24日現代ビジネスに鈴木宗男氏と田原総一朗氏の対談が掲載されました。
その対談の中で鈴木宗男氏は、ゼレンスキー大統領は呼び捨てにし、プーチン大統領は「さん」付けする発言をしていたのです。
「2021年10月23日、ゼレンスキーはウクライナ東部に自爆ドローン(無人攻撃機)を飛ばしました。
プーチンさんはビックリして、ただちに10万人の兵をウクライナ国境に配備したわけです。ゼレンスキーがドローンなんか飛ばしてロシアを挑発していなければ、そもそもこんな騒ぎにはなりませんでしたよ」
引用:現代ビジネス
どちらも呼び捨てまたは「さん」付けにするのであれば問題ありませんが、プーチン大統領にだけ「さん」付けするのは贔屓(ひいき)と捉えられてしまうでしょう。
ロシアに対する経済制裁に反対
2023年2月25日に放送された「激論!コロシアム」で“ロシアに対する経済制裁を見直すべきか”という質問に対してこのように答えていました。
日本が経済制裁をやめれば、北方領土は返ってくる
ロシアに対する経済制裁をやめれば、北方領土が返ってくるという根拠のない持論を展開していました。
そして岸田総理がウクライナ訪問を検討していることに対しては反論を述べていました。
総理がウクライナに行ったら日本の明日は厳しくなる。
日ロ関係は終わる。
ロシアよりの意見だけでなくウクライナ訪問に対しても反対している姿勢からは、ロシアのスパイと言われても仕方がないのかもしれません。
ロシアは負けない発言
2023年8月10日、BSフジ番組で露によるウクライナ侵攻に関してこのように発言をしました。
何があってもロシアは負けない。
大国で基礎体力がある。
さらに欧米諸国によるロシアへの経済制裁についても発言。
ロシアは困っていない。冷静に見るべきだ。
ロシアの内情を知っているかのような発言です。
そして、アメリカと足並みをそろえてロシアへの経済制裁を行っている日本政府に関しては批判ともとれる発言をしています。
米国の言いなりになっている。
鈴木宗男氏の言う通りアメリカの言いなりになっている部分は多いと思いますが、この発言はロシアよりの意見とも捉えられます。
ウクライナ・アメリカ・日本を批判してでもロシアとの友好を重視する発言には、ロシアのスパイだと言われてしまう理由のようです。
党に無許可でロシア訪問
2023年10月1日~5日まで所属している日本維新の会に届けを出さずにロシアを訪問している鈴木宗男氏。
松野博一官房長官は鈴木宗男氏のロシア訪問に関してこのように述べています。
「ロシア全土に渡航中止勧告以上の危険情報を出しており、どのような目的であれロシアへの渡航はやめてもらうよう国民に求めている」
引用:共同通信社
さらに自民党の茂木敏充幹事長も鈴木宗男氏のロシア訪問に対して批判しています。
「どのような経緯、目的で訪問したか存じ上げないが、望ましいことではない」
引用:共同通信社
2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、日本の国会議員のロシア訪問は初めてとされています。
党の規則を破り無断でロシア訪問しロシアに機密情報をもらしているのではと、ますますスパイ疑惑が深まってしまったようです。
鈴木宗男参院議員がロシアのスパイ疑惑の真相は?
鈴木宗男氏がロシアのスパイであると言われる理由をご紹介しましたが、スパイ疑惑の真相はどうなのでしょうか?
こんなにもロシアのスパイだと言われていますが、実際は鈴木宗男氏はロシアのスパイではないと思われます。
鈴木宗男氏は日露関係を良くすることで国益になると信じているため、日本のためにもロシアとの友好関係を深めようとしているようです。
自分の正義を押すあまり、ロシアのスパイとも思われてしまう極端な発言が多くなってしまったのでしょう。
鈴木宗男氏は日本のためと思って行動しているようですが、個人行動をすることで影響が出てしまうことが懸念されています。
ロシアから帰国後、鈴木宗男氏がどのような発言をするのか注目ですね。
まとめ
今回は鈴木宗男氏がロシアのスパイと言われている理由を調査しました。
5つの理由があり、どれもロシアよりの発言が多いことが原因のようです。
またスパイ疑惑の真相は、スパイではない可能性が高いでしょう。
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