元自衛隊という経歴を活かした芸風と朗らかな人柄が人気のお笑い芸人やす子さん。
迷彩服を着ていなければ、その明るく優しい雰囲気からはとても自衛官姿を想像できません。
一体どんな自衛隊時代を過ごしていたのか、また、なぜ自衛隊に入隊することになったのでしょうか?
本記事では、そんなやす子さんの自衛隊時代の入隊理由や所属先、階級について、詳しくご紹介します。
やす子さんは自衛隊に勤めていた!?
やす子さんは高校を卒業後、すぐに自衛隊に入隊しました。
自衛隊に所属していたのは、2017年~2019年の2年間です。
自衛隊を選んだ理由は、衣食住がそろって安定しているからだそうです。
やす子さんの家庭は貧しかったため住み込みで働ける仕事を探していたところ、パチンコ店か自衛隊のどちらかを選ぶことになりました。
結果、高校の部活の先生から自衛隊を進められたことで、自衛隊への入隊を決意します。
自衛隊は入隊すると、基本的に基地または駐屯地内にある寮生活を行うことが自衛隊法で定められています。
これは、いつでも自衛隊としての職務に従事できる態勢を維持しておくことが目的です。
その代わりに、寮生活における衣食住は基本的にお金がかかりません。
寮費・食事代・電気代・ガス代・水道代はすべて無料。
お金に苦労していたやす子さんには、まさに理想の条件だったでしょう。
そんなやす子さんは、自衛隊時代の配属先はどこだったのでしょうか?
やす子さんの自衛隊時代の所属先はどこ?
やす子さんが所属していたのは、京都府にある陸上自衛隊大久保駐屯地第3施設大隊の施設科隊員です。
高校卒業後、自衛官候補生となって滋賀県の大津駐屯地で3カ月間、その後京都府の大久保駐屯地で3カ月間の教育を受けました。
教育期間終了後はそのまま大久保駐屯地に配属され、正式に自衛官になりました。
大久保駐屯地は施設科部隊をもつ陸上自衛隊の駐屯地で、建築土木工事を行うことができます。
大久保駐屯地の紹介
大久保駐屯地は、宇治市の市街地に位置し、建築土木工事を主な任務とする施設科部隊が所在する陸上自衛隊の駐屯地で、災害派遣はもとより国際貢献においても大きな力を発揮しています。
また、周辺には世界遺産の宇治上神社、平等院などがあります。
引用元:陸上自衛隊大久保駐屯地HP
やす子さんも大久保駐屯地で施設科に配属され、ドーザ手(ブルドーザー等の運転手)を担当していました。
ドーザ手の仕事は主に道を造ることで、土砂や瓦礫を撤去し戦車等が通る道を造ります。
特に災害現場で活躍する重要なポジションです。
大型の重機を扱うことから大型特殊免許が必要であり、操縦に技術と力が要求されるため女性自衛官が配属されるのは非常に珍しいことだそうです。
ドーザ手だったやす子さんもブルドーザーを運転するための大型特殊免許を取得しており、事務所の特技欄にも記載されています。
やす子さんの自衛隊時代の階級は?
やす子さんの最終階級は陸士長です。
陸士は陸上自衛隊における下位階級で、2等陸士→1等陸士→陸士長と昇任していきます。
高校卒業後に入隊したやす子さんは、2等陸士からのスタートとなり、2年で陸士長にまで昇任しました。
一般的な陸士長になるまでの期間は2等陸士から1等陸士への昇任は6か月、そこから陸士長への昇任は1年となり合計1年半かかるため、やす子さんの昇任スピードは順当であるといえますね。
ちなみに上記の表には月給も書かれており、18.2~24.2万円ほどもらっていたようです。
生活費がかからずにこれだけの給料がもらえていれば、お金には不自由しないでしょう。
まとめ
今回は、やす子さんの自衛隊時代をご紹介しました。
2017年~2019年の2年間、大久保駐屯地の陸上自衛隊・施設科ドーザ手として配属していたやす子さん。
他の男性隊員にも引けを取らず、最終階級は陸士長でした。
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